カテゴリー別アーカイブ: music – その他の音楽

#10SongsILove – 後半

6. Ennio Morricone “Playing Love (from Legend of 1900)”

7. Herbie Hancock “River

8. Jaco Pastorius “John and Mary”

9. Miles Davis “In a Silent Way

10. Fred Hersch “Valentine

後半はジャズ、映画音楽(1曲だけですが)編。”海の上のピアニスト(Legend of 1900)”は、僕の一番好きな映画の一つです(アルバムの16がピアノ・ソロ)。何処までも深い、ハンコックとコリーヌ・ベイリー・レイのカバーよる、ジョニの名曲”リバー”。

永遠に続く楽園のようなジャコの”ジョン・アンド・マリー”。月に照らされた孤独な道が目に浮かぶ、マイルスの”イン・ア・サイレント・ウェイ”。

最後に、説明に少し文字を多く使いたいのですが、フレッド・ハーシュは、ときに”ピアノの詩人”とも呼ばれるジャズ・ピアニスト。かなり大変な病を得ています。そんな彼が表現する”ヴァレンタイン”は、静謐で、ひたすら美しい。この音楽は何だろうと、僕は大きな驚きと感動をもらいました。

#10SongsILove – 前半

1. Elliott Smith “Miss Misery

2. Jeff Buckley “Hallelujah

3. Sarah McLachlan “Angel

4. U2 “Where the Streets Have No Name

5. The Beatles “Norwegian Wood

Twitterの#10SongsILove(私の愛する10曲)というハッシュタグを見つけて、ちょと”今の”僕が好きな10曲をメモしてみました。こういうのって、わりと時間とともに変動があるんですよね。

YouTubeかiTunes Storeに試聴などが見つけれたものは、リンクを張っています。

前半はポピュラー・ソングス。エリオット・スミスのセンチメンタルな歌声。とにかく哀しくも美しい情景が広がる”ハレルヤ”。

優しさと慈愛に満ちたサラの”エンジェル”。U2の自由への力強い讃歌。”ノルウェーの森”は村上春樹さんの小説の影響も大きいです。

蛍の光

日本人にとって”蛍の光”は卒業式の定番曲であり、親しみ深い唱歌ですが…そのメロディーは元々はスコットランド民謡というのは、意外と知られている話と思います。

そのスコットランド民謡である”Auld Lang Syne”は日本の他にも様々な国に伝わっていて、その懐かしくもあるメロディーを異国の風景と聴いた…なんて経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

僕は今年の1月1日、日本では14時ごろなのですが、インターネットの中継でニューヨークはタイムズスクエアのカウントダウンを日本で観ていて、年が明け流れた”Auld Lang Syne”のメロディーは…終わりや始まりを感じられる場面で好まれ、思い入れ深く聴かれるという共通の感性、一体感みたいなものが、とても感動的でした。

また面白いと思ったのは第52回グラミー賞のBest Latin Jazz Albumにもノミネートされ、大きな話題となったMiguel Zenón“Esta Plena”。

ゼノンのテクニカルな演奏はそのままに、Plenaというプエルトリコの民族性あふれる音楽、スピリット。言葉では表現しにくい美しさのある作品でしたが、また注目なのがアルバムのラストを飾る”Despedida”という曲です。冒頭や曲中の一部に”Auld Lang Syne”のメロディーが華やかなリズムと共に見え隠れし、何だか少し不思議な気分です。

僕はスペイン語に明るくなく、この場合は厳密にはどう訳せば良いか解りませんが、タイトルの”Despedida”とは”別れ”のような意味があるそうです。

世界の至る場所で聴かれる”蛍の光”のメロディー。やはりどこか、感慨深いものがありますね。